An afternoon with GISELLE

ジゼルとの午後。2026春夏プレコレクションの撮影の合間に韓国のソウルで行われたジゼルへのインタビュー。世界的なK-popグループaespaのシンガーであり、ロエベのブランド アンバサダーも務める彼女が、これまでのキャリアを振り返り、次に何を目指しているかを語ります。
デビューしてからの5年間はいかがでしたか?
すべてがあっという間でした。パッと思いつく特定の瞬間があるわけではなく、それはむしろ一連の流れで、すべてが変わっていって、すごくいろんなことを経験した5年間でした。人生で最も濃密な5年間だったと思います。全体が一つの大きなイベントのような。リアルに感じられないくらい。
あなたにとって自信とは?また、自信を高めるためにしていることは?
大きな意味では、自分のスピリット、もしくは自分自身とつながっていることだと思います。気が散っていたり、忙しかったり、他のことばかり考えていたり、生活が複雑になっているときは、自分自身について考えたり振り返ったりする時間がなくなってしまう。そうなると、自分が自信を失っていることにも気がつけない。やるべきことをして、日々を乗り切るだけになってしまう。すべてが終わって、生活が少し落ち着いてきたとき、自分に何かが欠けているのが見えてきて、もう一度自信を築き直す。そういうものだと思います。自信を高めるためにしていることは、自分を振り返って、自分のために時間を取ること。とても難しいけれど。
ツアーで世界を飛び回ることについては?
私にとってツアーは、ひとりの人間としての私と、歌手としての私という二つの側面があります。人間としては、時差のせいで時間の感覚がなくなります。夜も昼もないので、体内時計が乱れると思います。歌手としては、一番楽しいのがツアー。世界中のファンに会うのはとても楽しい。同じ一つのファンダムなのに、みんな違っていて、曲に対する反応もそれぞれ違うからです。ツアー以外では世界中のファンに会うことがほぼないので、本当に良い機会です。みんな一生懸命応援してくれるし、私はツアーが大好き。
撮影に持参したビーズブレスレットは自身にとってどんな意味がありますか?
あのビーズブレスレットは、ある種のエネルギーを持っていると思います。誰もが理解してくれるわけではないだろうけれど。ローズクォーツの石ですが、美容に効果があるとか、そういうわけではないです。 昔の漫画に出てきたようなパワーをくれる指輪みたいに、エネルギーをチャージできる。そう感じます。
次の夢は何ですか?
もっと人々の心に届きたい。影響力を持つ人間として、また世間に知られた人間として、私が本当に大切にしていることは、人々の感情に触れ、人々と関わり、人々が「理解されてる」と感じるような、そんな存在でいること。ファンのみんなが、自分を理解し、見てもらえていると感じるような人間になること。それが私の目標です。





