2021年のホリデーコレクションは、イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の、気まぐれで自然からインスピレーションを得たテーマを讃えたものでした。ウェア、バッグ、アクセサリーにはアーカイブプリントのデザインが採用され、19世紀のボタニカルなモチーフと現代のネオンカラーが遊び心いっぱいに融合しました。

アメリカのアーティスト、ジョー・ブレイナード(1942-1994)は、自発的な創造性と遊び心溢れるコラージュの美学によって、幅広い分野で活気に満ちた作品を生み出しました。その活動はFW21のメンズ コレクションとウィメンズ プレコレクションを200ページに渡って紹介する「A Show in a Book」でも紹介されています。

日本を代表するアニメーションスタジオ、スタジオジブリとロエベは共にクラフトという理念を共有しています。SS21のカプセルコレクションでは、名作映画「となりのトトロ」の神秘的な主人公たちが、ウェア、レザーバッグ、アクセサリーに描かれています。

LAを拠点に活動したアーティスト、ケン・プライス（1935-2012）は、メキシコの民芸品やサーフカルチャー、地質学などに影響を受け、カテゴリーに囚われない独自のスタイルを確立しました。彼の描く明るく大胆なモチーフは、SS21 プレコレクションのウェアやアクセサリー全体に取り入れられています。

シュールで知的、かつ遊び心あふれる大規模なインスタレーションで知られるイギリスのアーティスト、アンセア・ハミルトン。SS21「Show-on-the-Wall」では、大胆なピンクの花柄の壁紙デザインを制作し、コレクションの主要なウェアアイテムにもプリントされました。