ロエベにおけるサステナビリティ

ロエベは、歴史あるクラフトと新たなテクノロジーを組み合わせることで、サステナブルな取り組みを強化し、環境への影響を軽減することを目指しています。ロエベのサステナビリティ戦略は、2023年、2026年、2030年までに達成すべき環境目標を具体的に定めたLVMHグループのLife 360プログラムに基づいています。



気候と炭素

ロエベは店舗、オフィス、アトリエ、製造拠点の環境性能を継続的に向上させることに取り組んでいます。近年には世界各地の拠点の多くにLED照明、スマートエネルギーのモニタリングシステム、高効率の空調設備を導入し、大きく進展を遂げました。現在、ロエベは19の拠点でLEED認証を取得しています。LEEDはエネルギー効率と持続可能な建設を高水準で満たす建物を認証する国際的な基準です。



製品と素材

ロエベはトレーサビリティ、農業従事者への公正な条件、動物福祉、生物多様性の保全を原則とし、高品質な素材のみを調達しています。ロエベのすべてのサプライヤーは、公正で社会的責任のある、環境に配慮した持続可能な取り組みを推進するLVMHサプライヤー行動規範を遵守することが求められます。またロエベでは、認証されたオーガニック素材や革新的素材の採用を着実に増やしています。

レザーはロエベのクラフトの原点です。ロエベは2013年に、責任ある皮革製造を推進する国際団体レザーワーキンググループに加盟しました。2024年時点で、ロエベはレザーの99%を認証された皮なめし工場から調達しています。また調達面にとどまらず、環境負荷の最小化に取り組んでいます。2021年に、ロエベはサープラス プロジェクトをスタートしました。このプロジェクトは、過去のコレクションの余剰レザーをフラメンコ サープラスやウーブンバスケットといったロエベを象徴するバッグへと生まれ変わらせています。2023年には、革職人が常駐してロエベのレザー製品の修理・補修サービスを提供する初の店舗「ロエベ リクラフト」を日本にオープンしました。


レザーはロエベのクラフトの原点です。ロエベは2013年に、責任ある皮革製造を推進する国際団体レザーワーキンググループに加盟しました。2024年時点で、ロエベはレザーの99%を認証された皮なめし工場から調達しています。また調達面にとどまらず、環境負荷の最小化に取り組んでいます。2021年に、ロエベはサープラス プロジェクトをスタートしました。このプロジェクトは、過去のコレクションの余剰レザーをフラメンコ サープラスやウーブンバスケットといったロエベを象徴するバッグへと生まれ変わらせています。2023年には、革職人が常駐してロエベのレザー製品の修理・補修サービスを提供する初の店舗「ロエベ リクラフト」を日本にオープンしました。

パッケージ

包装素材から製品の輸送方法に至るまで、ロエベではパッケージに細部まで工夫を凝らしています。ショッピングバッグとボックスは森林管理協議会(FSC)認証紙を使用し、責任ある森林管理を支援しています。さらに、流通時に生じる環境負荷を削減するため、ボックスは完全に折りたためるデザインを採用し、輸送時の体積を縮小しています。また、製品の保護袋には認証されたリサイクルコットンを採用しています。

クラフトのコミュニティ

クラフトへのコミットメントとして、ロエベは世界中の職人や教育プログラムを積極的に支援しています。これらはスキルとイノベーションの発展を促し、次世代の職人を育むことにつながっています。



教育

ロエベはマダガスカルの「アンヴォル・マダガスカル」のパートナーを務め、ラフィア織り、刺繍、縫製の技術を教える訓練学校の開設を支援しています。コロンビアでは「フンダシオン・ソリダリダード・ポル・コロンビア」とのコラボレーションを通じて、バスケットを編む女性職人の子どもたちを対象に大学進学を支援する奨学金プログラムを運営しています。セネガルでは「ル・フォワイエ・ド・タンバクンダ」を支援しています。同所は、非営利団体ル・コルサとの緊密なパートナーシップによりジョセフ&アニ・アルバース財団が設立した女性のコミュニティセンターです。また、ロエベが運営するマドリードのスクール・オブ・クラフトは、熟練の革職人の技芸を次世代へ継承することに取り組んでいます。



アートとクラフトへの支援

LOEWE FOUNDATION(ロエベ財団)は失われつつあるクラフト技術を支援し、その存在を広く世界に伝えています。2016年に始まった年に一度のLOEWE FOUNDATION Craft Prize(ロエベ財団 クラフトプライズ)は、現代のクラフトにおける卓越性、芸術性、革新性に光を当てています。2021年のLOEWE FOUNDATION / スタジオ・ヴォルテール賞では、7人のアーティストに無償のスタジオスペース、専門技術の開発プログラム、2年間の助成金を提供しました。