
ライティング・ザ・プラド 2025
今夏初めにレジデンスプログラムを終えたヘレン・オイェイェミに代わり、マティアス・エナールが2025年の「ライティング・ザ・プラド」プログラムの参加者に選出されました。プラド美術館とLOEWE FOUNDATIONの共同企画であるこのプログラムでは、国際的に著名な作家を招き、文学創作のインスピレーションの源として、美術館のコレクションや豊かな歴史に触れてもらうことを目的としています。執筆された作品は、同美術館と雑誌『Granta』から共同出版されます。


マティアス・エナール
フランスの作家マティアス・エナール(1972年生まれ)はアラビア語とペルシア語を学び、長期間中東で過ごした後、バルセロナに定住し活動を行っています。さまざまな文化雑誌に寄稿し、『La Perfection du tir』(2003年)、『Zone』(2008年)、『Compass』(2015年)などの作品を執筆。2005年には、在ローマ・フランス・アカデミーのライター・イン・レジデンスに任命されました。エナールは、12月賞、リーヴル・アンテール賞、ゴンクール賞など、数多くの賞を受賞しています。


ヘレン・オイェイェミ
1984年にナイジェリアで生まれ、プラハを拠点に活動している作家ヘレン・オイェイェミは、独特の表現力を持ち、革新的で実験的な叙事的文体が高く評価されています。彼女は『Gingerbread』(2019年)、『Parasol Against the Axe』(2024年)、『A New New Me』(2025年)を含む11冊を執筆し、サマセット・モーム賞やPENオープンブック賞などを受賞しています。




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