2016年11月、メゾンの過去・現在・未来を見渡した電話帳サイズのビジュアルヒストリーブックを自社出版しました。

アンダーソンは、このロエベ ブックを有効なリファレンスツールと見なしています。「これは単に大切に飾っておくための本ではなく、活用され、その内容と向き合うためのずっしりと重い紙の塊です。今日までのメゾンの世界全体が記録され、今私たちがどこに立っているか、そしてこれから先どこに向かっていくのかを示しています。」

決められた道筋を示す代わりに、170年をカバーする何百枚もの写真--特に順序を決めることなく配置され、文章による説明がほとんどない--を通して、このブックは、ロエベの現在の勢いとその歴史の中から選ばれた以前の瞬間との間でさまざまな連想を引き起こすことを狙いとしています。

「このブックは、明確で直線的なつながりがあるものではありません。これは単に私たちが気に入っているロエベの一面であり、ロエベを他のブランドとは異なる存在にしているものだと私たちが考えるものであり、そうしたもの全てが、僕が心奪われた写真の詰まったブックに集約されているのです。かなり僕の主観が入っていますね。」—ルイス・ヴェネガス

ヴェネガス氏は、マドリード近郊にあるメゾンのアーカイブで何か月もの時を過ごし、今まで決して世に出ることのなかったメゾンを代表する唯一無二の素材を編集するために何千ものアイテムをチェックしていきました。最終的に選ばれたものの中には、新旧を問わず、全てを撮り直したエディトリアルやキャンペーンの資料、そしてメゾンやそのスペインのルーツとの関連性を示すアーカイブに保存されていたオブジェやアート作品の写真が含まれています。

本の編集は、ファッションとマガジンのエキスパート、ルイス・ベネガスにゆだねられました。ロエベのクリエイター ジョナサン・アンダーソンは、彼に、直接的な協力と創造の自由を大いに与えました。

無料音声ガイド付きのロエベのブック「LOEWE」をiBooksで。

限定版ロエベ ブックのご購入はこちらをクリック